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小史

小さな天文学者の会発足まで

1998年10月4日
日本天文学会が山形大学で開催され、それに合わせて この日に、天文学会公開講演会が中央公民会で開かれた。 約330の参加者。アンケートから天文学への関心の深さ、 さまざまな要望をがあることがわかった。
1998年10月9日
山形大学に宇宙物理学の研究室があり、この利を生かして 市民の要望に答えるべく、ボランティア団体として本会 の発足への呼掛けを発表(柴田)。
1998年11月17日
第一回目の実践として「しし座流星群」の観測会を主催
1999年 1月(とおもわれる)
発起人 18名で発足

--- memo ----
「小さな天文学者」という言葉をどこから持ってきたかはっきり 記憶していませんが、どこかで見てこれはいい言葉だと思いつかって います。同名の会があると困るのでインターネットで検索しどうも なさそうだということで、使いはじめました。今になって(2001.12) 再度調査したところ、1998年春の天文学会の天文教育フォーラム 「『すばる』に期待する天文普及」の報告の中で、伊東昌市氏が 小さな天文学者体験プロジェクトという言葉を使われているのを 発見しました。(1998.8.18 tenkyonet) たぶん、このあたりで耳 にしたのが記憶の片隅にあって使いはじめたのだと思います。

しばた(2001.12.09)
--- end of memo ----

発起人

宇宙の美しさや不思議に魅せられて、星を観測したり、調べたり、望遠鏡を作ったり そんな事をしているあいだにあなたは「小さな天文学者」! 誰にでもそんな体験ができればすばらしではないですか。 そのような場を提供するために小さな天文学者の会は誕生しました。

この会でやろうとしていることは次のようにまとめられるでしょう。

これからのさらなる活動に向けて、あらたな会員を募集いたしますとともに、活発な 議論をお願いいたします。

呼びかけ人代表 柴田晋平

発起人(五十音順)  浅村 和美、 伊藤 幸恵、 上松 佐知子、 大場 與志男、  郡司 修一、 斉藤 和幸、 斎藤 洋子、 柴田 晋平、 島貫 真樹子、  須貝 秀夫、 鈴木 静児、 高野 朋也、 高橋 元樹、 遠山 大輔、  平林 裕之、 安平 真規、 我妻 良一、 渡辺 英俊

結成の時の呼びかけ文 「体験学習:小さな天文学者の会」の呼びかけ

柴田 晋平

1. はじめに

「小さな天文学者:体験学習会」という構想にとりつかれました。一般市民対象に宇宙の観測や実験の場を準備する。 そこで宇宙についての本質的なことをだれもが理解できるような教材を提出する。 参加者は観測や考察をするうちにいつのまにか「小さな天文学者」になっている。そんな企画が出来ないものか?

物理の分野では、長い歴史を持つ仮設実験授業や、最近テレビなどで紹介されているたくさんの実験がすでに開発されています。 天文学についてそのような教材の開発はほとんどなされていないのでないかと思います (わたしが知らないだけかもしれませんが、すくなくとも物理の分野ほどみんなの目にとまるところで紹介されていません: 多分それはいい教材、方法がまだないからだとわたしは思っています)。 物理の教材研究の経験があるわたしからみて天文の教材は作りにくいのは充分承知しています。 だから、ここは信じるしかない、ここは図で説明して終わり、とあきらめている部分がたくさんあります。 しかし、実践と研究の積み重ねが少ないのではないかと思うのです。まだ、研究が足りない。

それで、「小さな天文学者:体験学習会」という構想にとりつかれました。 参加者はみんな小さな天文学者になって宇宙を理解する喜びを得、企画する者は実践を通してすばらしい教材・方法を開発する。

「星の世界は美しい、それをみんなで楽しもう」

「宇宙についての本質的なことを誰にでもわかるように」

「天文学を通して、科学する心をみんなのものに」

こんなことが目標でしょうか。

ちょっと趣の異なる動機も働きます。 天文学には、 UFOや占い、似非(えせ)科学がまとわりつきやすいと言う事実があります。 星の美しさや、神秘性、日常からの距離の遠さの性でしょう。 UFOや星占い、似非(えせ)科学がまとわりついた人々を解放したいというのも、あまりよい下心ではないかもしれませんが、動機としてあります。 星の世界の美しさやその神秘性への思いをはるかに上回る感動をもって宇宙に関する本質的な事実を誰にでもわかってもらう、 そんな方法や実験、観察を開発してみたいのです。

こんな(ちょっとあやしげな=うまくゆくかどうか怪しい)考えに賛同する有志で、 「(山形)小さな天文学者の会(仮称)」をつくって活動・研究することを提案したいと思います。

書簡、fax、電子メール、会報によるコミュニケーションと2ケ月に一回程度の例会を中心に教材開発し、年2、3回の、 一般市民を招いた「小さな天文学者体験学習会」を開催。洗練された学習会の教材を「小さな天文学者体験レシピー」として出版する。 それを全国に広める。(最後の部分を私は重視しています。たくさんの観望会や天文教室が開かれ教材は開発されているはずです。 それをやりっぱなしにしないで整理し全国に広める(その中でまた洗練される)。積み重ねが効くようにすることが重要です。

2. 最初の実践―しし座流星群の観測

おりからhttp://www.leonids.netしし座流星群の全国高校生同時観測という試みが実践されています。 この観測の意義の解説[1]を読んでいただくと「小さな天文学者:体験学習」にぴったり(?)の企画であることがわかります。 特に道具がなくてもだれにもできる。計数することで科学的なデータになる。 全国のデータとあわせることで連帯感が持てる。学問的意義も高い。などなど。条件は整っています。 (いい教材か?どうかはやってみて研究しましょう。)

しし座流星群は11月17日よるから18日明け方に出現しこの日が火曜・水曜であるため今回は小中高校生は受講対象としません。 社会人と大学生を対象としようと思います。大流星雨がくれば感激はひとしおでしょうが、重点はちゃんと観測する(観望でない)ことにおきたいと思います。 (といっても、たとえば10分ごとの流星の数を数えるといった簡単なことです。 それでも全国同時観測のデータに組み入れてもらい全国のデータと比較できますからとても面白いはずです。)

募集要項を決め、公募をし、実施をしたいと考えています。

要項はこんな感じになると思います。

「小さな天文学者:体験学習会」の御案内
 (No.1 しし座流星群の全国同時観測)
時:1998年11月17日よるから翌日明け方まで
ところ:共同の杜
資格:深夜から明け方までの観測ができる方 (仕事などの都合を調整したり、実際に上記の時間の観測のできるように準備ください)
費用:共同の杜使用料+夕食+朝食+保険 4500円?(要調査) 準備:十分な防寒服を準備ください。
ほかに若干の準備がいりますが、詳しくは、観測の要項を御覧ください。
証:データを無事取った方には本会発行の「小さな天文学者の証」を差し上げます。

3. 次の実践「ガリレオが見た宇宙」[2]

しし座流星群の全国同時観測を教材として評価した後、とりあえず次に考えいるのは、ガリレオの時代に身をおいてガリレオの体験をするというアイデアです。 このとき宇宙が占いの対象から科学の対象へと昇格し、宇宙の観察が科学の発展に寄与するようになりました。

これらは考えられる研究のごく一部でしょう。 仲間が集まればつぎつぎにいいアイデアが浮かんでくるでしょう。それが楽しみです。

4. まずは発会

以上の見通しで、まずは「山形、小さな天文学者の会(仮称)」を発会し、活動をスタートさせたいと思います。 会のメンバーは観測会講習会を企画し、教材の研究をします。発会の発起人になってくださる皆様はぜひ柴田までお知らせください (文末の切取線以下に御記入の上柴田までお送りください;fax,email,お手紙いずれでも結構です、とりあえず10月いっぱい呼びかけようと思います。)。
(発起人になることと今回のしし座流星群の観測に参加することは別のことです。今回の観測に参加しなくとも末永くこの会の主旨に賛同し活動して下さる方を探しています。)

1998年10月9日

参考文献

[1]鈴木文二, 1998, 「しし座流星群全国高校生同時観測会」計画中間報告 page 2.
[2] 若松謙一、渡辺潤一 著 岩波ジュニア新書 282 「みんなで見ようガリレオの宇宙」

追伸:研究室の4年生の皆様へ
山大宇宙物理研究室のみんなでしし座流星群を合宿して見に行こうと言った約束はごめんなさい、これで反故になってしまいました。 小さな天文学者体験学習と言う構想はもうだいぶ前から暖めていたアイデアで、この機会に一気に実行しようという気になりました。 どうぞお許しください。かわりに、この活動に理解くださり参加してくださるようお願い致します。

小史

1998年10月 4日
日本天文学会が山形大学で開催。公開講演会(330名)で天文に関する定常的な企画への要望がよせられた。
1998年10月 9日
当会の発足の呼びかけ(柴田)
1998年11月17日
第一回目の実践として「しし座流星群」の観測会を主催
1999年 1月
発起人 18名で発足
2002年12月14日
NPO法人設立総会(2003年3月28日認証)
2003年10月 4日
山形大学理学部に「やまがた天文台」オープン。星空案内人資格認定制度スタート
2005年 9月13日
4次元宇宙シアターオープン(山形大学1学部1プロジェクト)
2005年11月29日
山形大学とNPO法人小さな天文学者の会との連携協力に関する覚書締結
2006年秋
星空案内人TM(星のソムリエTM)資格認定制度改革全国展開(JSTモデル事業)
2009年2月14日
小さな天文学者の会10周年・やまがた天文台5周年祝賀会開催
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